久保行方戦の考察【トマホーク】

第44期棋王戦挑戦者決定トーナメント(2018年9月7日)▲久保利明王将VS△行方尚史八段戦を考察させていただく。既報の通り、この対局は101手で久保王将の勝ち。
本記事では終盤を採り上げないから、中継や専門誌などをご覧いただければと思う。


ツイッター上で幾度となく目にしたのは「久保先生」、「トマホーク」という単語・・・久保先生といえば当代屈指の振り飛車党。現王将、タイトル獲得合計7期、棋戦優勝6回など振り飛車一本で群を抜いた成績を誇るトップ棋士。

トップの先生がトマホーク(テーマ図)を採用したという事は作戦が認められたようなもの。とはいえ、流れ的にいつ採用されてもおかしくない雰囲気はあったかなと。もともと久保先生は端桂含みの志向(序盤の駒組みによる組み立て)をチラつかせていたし、三間飛車の採用率も少なくない。ただ、相手が変化するので採用機会がなかったと・・・前置きはこれぐらいにして、棋譜を追っていこう。
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初手からの指し手
▲7六歩 △8四歩 ▲7八飛 △8五歩
▲7七角 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀
▲6八銀 △4二玉 ▲1六歩 △3二玉
▲6七銀
(第1図) △3三角(第2図)

第1図までの手順に関する説明は省略。序盤早々に▲6七銀を決めるのが流行の指し方で、三間飛車藤井システム&トマホークという2つの作戦を用意するのが三間飛車側の主張点になっている。
居飛車側が5筋の歩を突いてきたら前者、5筋の歩を保留すれば後者、それぞれを見せ球にして駒組みを牽制するわけである。

当ブログで何度も説明しているが・・・トマホーク自体、もともと後手番で体系化されてきた経緯があり、先手番での創意工夫に関しては一人一流派の要素がかなり大きい。本局においても▲5六銀型待機の構えになるから、久保先生が工夫されたわけである。ちなみに、ネット将棋だけでなく学生将棋界でも▲5六銀(△5四銀)型待機派は数多く存在する。


▲5六銀(△5四銀)型待機の特徴
・玉頭銀を決めるタイミングが流動的になるので、技量を問われる。
・居飛車の△4四歩(▲6六歩)問題が発生する。
・玉頭銀を決めていないから、銀を目標にされにくい。
・銀を四段目で留めている為、攻守にバランスのとれた構えとなっている。
・角交換に強い・・・6七(4三)地点に角を打ち込まれる変化が消える。
・攻め味がやや弱い為、手順によっては玉頭銀を手抜かれる可能性あり。
・玉頭銀保留により、三間飛車・居飛車共に選択肢が増加。(変化と読みの量)




名称云々は・・・という疑問を抱いた方もいるだろうが、電子書籍の通り「端桂&玉頭銀クラスタ」の一つでしかないという認識。いわゆるクラスタの変化だ。過去記事でトマホークの定義について説明したものがある。興味があれば一読していただきたい。


◆過去記事:三間飛車新時代【トマホーク関連】

トマホークの定義
玉頭銀の有無に関わらず、ノーマル三間飛車+玉形(先後それぞれ▲4八玉・▲5九玉・△6二玉・△5一玉)+端桂というのが条件になっています。派生変化としては5筋反発(読者に怖いといわれる変化)の筋も含まれます。また、銀を5五に出る形も広義の意味としては含まれるでしょう。
電子書籍でも説明した通り、旧派の保留型と新派の端桂&玉頭銀、さらに類似変化(玉形+端歩保留の組み合わせに加え、左銀を5六・5四地点で留める形)を総称した端桂&玉頭銀クラスタに分かれるのです。ちょっとした形の違いこそあれど、全てトマホークの変化となります。



第2図の△3三角に代えて△6四歩(△6五歩早仕掛け・金無双急戦など)や△5四歩(これなら▲3八銀→三間飛車藤井システム)といった手は当然あるところ。ここでは説明を省略させてもらうが、対応策は用意しなければならない。
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第2図以下
▲1五歩 △2二玉 ▲5六銀(第3図) △3二金
▲4八玉 △5一金 ▲3八銀 △1二香
(第4図)

第2図から▲1五歩と端を突き越した。先手は玉移動を保留する最強の頑張り。これは△5四歩とされた際に右四間飛車転換+雁木を残す意味である。対して、後手は玉を深く囲うべく△2二玉。こうなれば端桂路線を狙いに行きたくなるところか。

ただ、近年の傾向として簡単に右桂を跳ねるわけにはいかなくなっている。その理由は後述させてもらうが・・・△2二玉の局面では、主に3通りの指し方が有力であろう。①▲5六銀、②▲3八銀、③▲4八玉、本譜は①▲5六銀の順。この局面になるなら私でも①を選ぶ。理由は△4四歩問題をさっさと消しておきたいからだ。

第3図で△3二金に代えて△4四歩(参考1図)と玉頭銀を防いでくれば、即座に▲5五銀(参考2図)と繰り出すのが形ではある。しかし、この場合は居玉+端歩突き越しという事もあり中央地点の勢力に乏しく上手くいかない。(通常なら▲4八玉型なのでギリギリ成立する筋)
▲5五銀自体の狙いは▲6五歩→▲6四歩または▲6八飛による4四地点の殺到を見せ球に動く順。銀を中空に繰り出す筋が珍しいものの、先に▲6五歩とすれば△5四歩で銀を繰り出す場がなくなるのでやるなら△4四歩のタイミングしかないのだ。この場合は上手くいかないから深く考える必要はないが・・・

上記の事を踏まえて、冷静に参考1図を眺めてほしい。すぐ浮かぶのは▲3六歩といった手で三間飛車藤井システム調の組み方を維持する指し方だが、これも▲5六銀と形を決めているから一長一短な部分がある。展開次第ではあるものの、玉を左辺に囲った際、雁木にならないわけだ。可能であれば左銀の態度を保留しておきたいから両立は難しいとみるのが常識的な判断。

そもそも参考1図の△4四歩は妥協した手であるのも事実。自分なら▲3八銀または▲4八玉として通常形の穏やかな将棋を目指す。理屈の上では、この後△5四歩→△5三銀を決めてくるわけだから結構手数をかけて穴熊へ組んでくれる。手をかけたといっても5筋不突き穴熊より堅くないのが明白なので妥協の順には妥協の持久戦という判断になる。無理やり急戦にいっても苦しくなるなら穏やかに指す事も時には必要だろう。

本譜は第3図から△3二金の順である。対して、▲4八玉に代えて▲4五銀△8四飛(参考3図)を決めておくのも有力。とはいえ、基本的に▲1七桂の筋を決行するベストのタイミングは△1二香ないし△1一玉の瞬間だ。参考3図はどちらにも該当しないから▲1七桂を決行すれば△4四歩(参考4図)問題が発生する。参考4図以下▲3四銀△1五角▲3八銀△4二角▲6五歩△3三歩(参考5図)が一例の進行で先手芳しくない。参考5図までの手順中、▲3八銀では▲4八玉もあるが、いずれにしても端角で先手を取られている段階で上手くいかない。なお、参考4図で▲5六銀または▲3六銀と駒を後退させるようでは△1五角と出られて、まとめ方の難しい将棋にされてしまう。
以上の事から、参考3図では▲4八玉または▲3八銀と待っておくのが無難な着地点となる。

本譜は△3二金▲4八玉とする順。前述の通り、これは玉頭銀を保留するクラスタの一変化である。▲4八玉に対して、△4四歩とする手はこのタイミングでも考えられるところ・・・ただ、それでも妥協している事に変わりなく、先手は通常形の穏やかな将棋にしておけば不満なし。(前述同様)

本譜は△5一金と一路金を玉側に寄せる順。対して、▲4五銀△8四飛の余地はあるが、即▲1七桂とするのは以下△2四歩▲2六歩△2三金▲2五歩△3二玉(参考6図)と手厚く対応されて後手持ちの激戦に突入してしまう。かといって、▲1七桂の代案も難しい。やはり、△1二香が入っているかどうか、そこが最大のポイントなのだ。
本譜は△5一金▲3八銀と右銀を立つ順。対して、△1二香は穴熊を目指す自然な一手ではあるが、覚悟を決めたとも考えられる。再三説明している通り、第4図に至るまでの手順中、後手が△4四歩と玉頭銀を防いで穏やかな将棋にする機会は数度あった。それを放棄してでも潜るのだから強情というか何というか・・・三間飛車側からすれば妥協していただきたいのが本音ではないだろうか。
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第4図以下
▲1七桂(第5図) △1一玉(第6図)

先手は当然▲1七桂を決行した。第5図で△1一玉に代えて①△2四歩なら以下▲2六歩△2三金(参考7図)に▲2五歩と突っかけるか、▲2七銀→▲2五歩と一旦溜めるという二択。どちらも有力で、以降右銀を繰り出すと共に玉引き→▲2八飛の狙いが楽しみになる。とはいえ、この形は簡単に潰せるわけではない。後手も△3二銀や△3二玉→△2二銀などと耐える手段があるから、最悪混戦にはなるのかなと。②△1五角なら以下▲2五桂△2四角▲6五歩△3三桂(参考8図)と進行する。参考8図以降、▲4五銀△2一玉に▲3三桂成△同角▲同角成△同金▲7四桂△9二飛▲6二桂成△同飛▲7五歩(参考9図)と超攻撃的に進めるか、▲3四銀△2五桂▲同銀△4二角▲6八飛(参考10図)と自然に進めるか・・・どちらにしても先手ペースである。
参考8図までの手順中、△2四角に代えて△4二角なら以下▲6五歩△3三桂▲6八飛(参考11図)と攻撃態勢を整えておけば着実にリードできる。
本譜は第5図から△1一玉の順である。
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第6図以下
▲2五桂 △2二角(第7図) ▲2六歩(第8図)

第6図から▲2五桂と跳ね出すのは必然。対して、△2二角に代えて①△4二角なら以下▲6五歩△2二銀▲1三桂成△同香▲1四歩△同香▲同香(参考12図)が一例の進行で先手好調。参考12図以降、△1三歩なら▲同香成△同桂▲1四歩で攻めの続く形だし、△1二歩なら▲1九香と重ねるか保留して▲6八飛(▲4五銀の準備)としておけばいいだろう。いずれにしても先手ペースの中盤戦である事は間違いない。ここまで攻め続けなくとも参考12図までの手順中、▲1三桂成に代えて▲4五銀(参考13図)としておけば新派の端桂&玉頭銀に合流できるから大丈夫。②△2四角なら以下▲6五歩△2二銀▲4五銀(参考14図)で新派の端桂&玉頭銀▲3八銀型に合流する。参考14図以降の詳細な攻防については電子書籍を読んでいただければと思う。

本譜は▲2五桂△2二角の順である。第7図の状況を整理してみよう。先ず、△2二角型穴熊というのは守備力に疑問符がつくし、これ以上の発展が見込めない形。本来2二地点には銀を配置したいわけだから、角が邪魔駒となっているわけだ。なので、後手としては2二の角を端の攻防で清算して小駒に交換する可能性も捨てきれない。
一方、先手は△2四歩の筋を見せられているので忙しそうだが・・・実際そうでもない。居飛車に催促されずとも端への強襲筋をみせる作戦だし、1三地点に成り捨てる効果で陣形を乱せるのは相当な戦果になる。加えて、歩と桂馬の交換が思いのほか指しまわしに技術を求めさせるのも事実。(桂馬持ちは大変)とどのつまり、1三地点という後手玉上部に時限爆弾ならぬ傷をつけられるわけだから、桂馬ぐらい捨ててもどうという事はないのだ。

第7図で▲4五銀と進撃するのは有力な手段だ。以降、△8四飛なら▲6五歩。△3五歩なら▲6八飛→▲6五歩。△2四歩なら▲1三桂成△同角▲1四歩△2二角▲1三歩成。いずれも好調な手が続く。
本譜は第7図から▲2六歩と一旦支える順である。これは含みの多い手で、端に殺到した際の△1三同桂▲1四歩という変化において跳ね出す手を消したり、桂交換から2五地点に打つ際の足掛かりとなる。また、▲2七銀の余地を作る意味もある。
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第8図以下
△4二金上 ▲6八飛(第9図) △5四歩 ▲4五銀(第10図)

第8図で△4二金上に代えて△2四歩は当然ある手。以下▲1三桂成△同角▲1四歩△2二角▲2七銀△2三金▲5九玉(参考15図)が一例の進行で難解。以降、先手は▲2八飛の筋を実現させにいく流れである。参考15図までの手順中、▲2七銀に代えて▲1三歩成とするのは以下△同香▲同香成△同角▲1九香△1二歩▲1三香成△同歩(参考16図)で角を入手しても攻めの手掛かりが消える為、手の作り方が難しい。

本譜は第8図から△4二金上の順。対して、▲2七銀や▲4五銀も有力だが、本譜は▲6八飛。これも2手で飛車を働かせる事ができるから効率の良い活用だ。第9図から後手は△4四歩、△5四歩、△5三銀の3手を一気に指したいが、現実的に無理だからどれかを選ぶ必要がある。ちなみに、相変わらず△2四歩の筋は残っており、以下▲1三桂成△同角▲1四歩△2二角(参考17図)でどう指すのか難しい。前述の通り、▲1三歩成や▲2七銀もあるが、四間飛車を活かすべく▲7八金→▲6五歩をみせるのがわかりやすいだろうか。この辺りは棋風の分かれるところだと思う。
本譜は第9図から△5四歩の順である。対して、△4四歩を許すわけにはいかないから▲4五銀と出るのはこの一手。
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第10図以下
△5五歩(第11図) ▲6五歩 △5三銀 ▲5八金左
△5六歩
(第12図)

玉頭銀を決行した事で、どちらか(5四・3四)の歩を取れるようになった。こういうときは概ね玉側に近い3四の歩を取りに行くのが急所になるのだが・・・
後手は第10図から△5五歩と目標の一つになっている歩を逃げつつ、先手陣の薄い5筋にプレッシャーをかけた。
第11図で▲6五歩に代えて▲3四銀と出るのはやってみたい手だと思う。以下△8四飛▲4五銀△2四歩▲1三桂成△同角▲1四歩△2二角(参考18図)と進むが、5五地点に歩がいる効果で▲6五歩と四間飛車の連動性が一時的に乏しい。せっかく△8四飛と大駒を王手飛車ラインに配置させても角交換を挑めないのでは話にならないだろう。
上記の順を嫌って、本譜は第11図から▲6五歩と突いたのだと思う。△5三銀▲5八金左はこうするところ。補強のない状態では強く戦えない。対して、本譜の△5六歩に代えて△3五歩と歩を逃げれば▲2七銀→▲3六歩の筋で対抗する流れか。
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第12図以下
▲1三桂成 △5七歩成 ▲同金 △1三香
▲1四歩 △同香 ▲同香
(第13図) △1三歩
▲同香成 △同桂 ▲1四歩 △1二歩
▲1三歩成 △同歩 ▲1四歩 △同歩
▲1三歩 △2一玉
(第14図)

第12図で歩を取る手段は考えたいところ・・・銀で取るのは駒が後退し、攻め味も薄くなるから論外。というか、これだけは考えない。▲5六同歩は玉のコビンが空く為、かなり抵抗感がある。まして、角交換の展開になれば△2八角と攻めを催促される可能性が高い。
5六の突き出しを下手に相手すると面倒に思ったか、本譜は第12図から▲1三桂成の順。第13図までは一本道。△1三歩に代えて△1二歩なら▲1九香△1三桂打(参考19図)と端の形を決めてから▲5五歩や▲6六金などで角交換を防ぎ、じっくりした将棋に持ち込むのだろうか。
本譜は第13図から△1三歩の順である。第14図までは一つの流れ。
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第14図以下
▲5六香(第15図) △5四歩 ▲6四歩(第16図) △同歩
▲5四銀 △同銀 ▲同香 △7七角成
▲同桂 △2二金
(第17図)

▲5六香は気分の良い攻め。第15図で△5四歩に代えて△1三角(参考20図)と急所の歩を払う勝負手はどうだったか。以降、▲5三香成には△5一香。▲2五桂には△5七角成▲同玉△5二香。何か上手い切り返しがあれば即死するから嘘っぽい筋だが、先手を持って対応するのは結構大変そうに思える。

本譜は第15図から△5四歩の順。対して、▲6四歩と突き出したのが振り飛車らしいタイミング。第16図で△6四同歩に代えて△6四同銀なら以下▲同飛△7七角成▲同桂△6四歩▲1二銀△2二玉▲2五桂(参考21図)とやるものなのだろうか。決まってるかどうかにわかには信じ難いのだが・・・ただ、△6四同銀にはこの筋で踏み込まないと指す手に困りそうなので予定だったのかなと。
本譜は第16図から△6四同歩の順。第17図までは一つの流れである。
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第17図以下
▲6四飛(第18図) △6三歩 ▲同飛成 △6二香
▲5二龍 △6八銀 ▲5六金 △4四桂
▲2五桂
(第19図)

後手玉は弱体化しているわけだが、先手玉も決して堅いとは言い難い。第17図で飛車を走って勝てるならわかりやすいものの、そんなに簡単ではないように思えた。
第18図から△6三歩への対応が強気。香車が見えているだけに飛車を引いてしまいそうなところだが、▲5二龍と踏み込む手が相当厳しいようだ。これが厳しいとなると、第18図で△6三歩に代えて別の手段はなかったか。例えば△6二香▲6三歩△5五銀▲6五飛と進めて、△5六歩と勝負に出るか、△4五桂(参考22図)と無茶苦茶攻めるか、まあ流石に攻めが切れても文句言えない感じ・・・

後手も細かいところで変化の余地はあると思うが、終盤の入り口でゴタゴタしていてよくわからない。(自分レベルでは理解不能)第19図以降、後手が激しく追い込むものの、最後は先手が攻めを見切って勝ちきった将棋。手順と説明は省略。
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三間飛車藤井システム【待望の一冊】


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緩急自在の新戦法! 三間飛車藤井システム
佐藤和俊(著者)

発売日:2018-09-14
販売元:マイナビ出版
判型:四六判
ページ数:296ページ
難易度:初級~中級
ISBN:978-4-8399-6650-8


※上記タイトル&画像リンク先はアマゾン商品ページ。マイナビ予約ページはこちらからどうぞ。なお、当ブログは非アフィリエイトの為、直通リンクを設置しています。


【目次】
序章:三間飛車藤井システムの概要
第1章:対穴熊編
 第1節:▲6六歩型穴熊
 第2節:6筋不突き型穴熊
 第3節:6筋不突き▲5七銀型穴熊
 第4節:▲9六歩型穴熊
 第5節:トマホーク
 第1章穴熊編 まとめ
第2章:対急戦編
 第1節:対急戦基本編
 第2節:▲4八銀型急戦
 第3節:△9五歩急ぎ型
 第4節:▲3六歩~持久戦
 第2章急戦編 まとめ
第3章:対美濃編
 第1節:対▲7九玉型美濃囲い基本編
 第2節:△6二玉型対左美濃
 第3節:△6二玉型対急戦
 第4節:腰掛け銀型
 第3章美濃編 まとめ
第4章:実戦編
 第1局:好タイミングの△8五桂 対穴熊
 第2局:厚みが生きた一局 対急戦
 第3局:作戦勝ちを生かす 対美濃
 第4局:チャンスに反応できて逆転勝ち 対ミレニアム
コラム①:誕生の理由は後手番過多?
コラム②:藤井システムよもやま話
コラム③:穴熊は消える?
コラム④:いまだ発展途上


ノーマル三間飛車党にとって待望の戦術書が発売間近。
著者である佐藤(和)先生がNHK杯で「三間飛車藤井システム」を連採し快進撃を果たしたのは将棋ファンの記憶に新しいです。

さて、この三間飛車+藤井システムという構想ですが・・・以前、久保先生が数度試されていました。ネット上では一部で「久保システム」と呼称されておりましたが、定着には至らずという流れだったでしょうか。
名称よりも注目を集めたのは対羽生先生の▲4五歩早仕掛け。当時決定版とされた仕掛けで後手不利の結論を出されていたはず・・・それについても時系列で説明されている事を期待しますが、どうなっているか。個人的には9筋の突き越しを遅らせる事で対応しやすくするのが無難なのかなと。

個人的には、▲5七銀保留型(▲6六歩型での変化)と▲5五歩型の攻防が掲載されているかどうかに注目しています。通常の後手四間飛車藤井システムで難しいといわれている変化なだけに最新の見解を述べられていたら嬉しいです。


参考記事:将棋・序盤のStrategy「三間飛車 久保システム(2012-04-15)」



先日、マイナビ出版・将棋担当(ツイッターアカウント)より情報発信されました。




















【Fireworksさんの紹介記事】




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Author:タップダイス
将棋倶楽部24四段の三間飛車党。2014年から本格的な執筆活動に着手。現在も電子書籍を手がける。
著書に「三間飛車VS超急戦」、「トマホーク解体新書」などがある。(Kindle)

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