第10回にこにこまほっち杯【レポート】

1月2日(土)に開催された第10回にこにこまほっち杯で指した将棋を簡単に振り返りたい。時間設定は将棋倶楽部24の早2。



※記事末尾に関連ページリンク有り


◆1回戦:お茶さん

【A図は☖4二角まで】
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v玉v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v銀 ・v金v角v飛 ・ ・|二
| ・v歩v歩v歩v歩 ・ ・v歩v歩|三
|v歩 ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ 歩v銀v歩 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 銀 ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 角 歩 ・ 歩 歩 ・ 歩|七
| 香 銀 ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 玉 桂 ・ 金 ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=30  △4二角  まで
▲居飛車穴熊VS△ノーマル三間飛車の序盤戦(A図)・・・後手が筆者である。かなけんシステムを採用したのは流れ。A図の△4二角は▲6五銀と出られた際に△6四歩の余地を作るためと5筋の関連で3筋を受け流して中央に来られた場合の守備面を考慮したもの。
感想戦では▲1六歩としたほうが優ったかという話・・・3筋の歩交換以降、どう指すか難しいのでよくわからない展開かなと。

個人的に気になったのは▲6五銀→▲5四歩の筋。狙いがはっきりしてるので上手くいくのか微妙だが、△7九玉型を咎めるなら4四地点に角を捌く狙いでどうか。後手としてはプレッシャーのかかる指し方だと思う。A図以下▲6五銀△3六歩▲同歩△同飛▲2四歩△同歩▲5四歩△6四歩▲4四角△6五歩▲1一角成(B図)が一例の進行で難しい分かれ。

【B図は☗1一角成まで】
後手の持駒:銀 歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v玉v金 ・ ・ ・v桂 馬|一
| ・ ・v銀 ・v金v角 ・ ・ ・|二
| ・v歩v歩 ・v歩 ・ ・ ・v歩|三
|v歩 ・ ・ ・ 歩 ・ ・v歩 ・|四
| ・ ・ ・v歩 ・v銀 ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・v飛 ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 ・ 歩 ・ ・ 歩|七
| 香 銀 ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 玉 桂 ・ 金 ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:香 歩二 
手数=41  ▲1一角成  まで
実戦はA図以下▲2六飛△1五角▲1六飛△1四歩▲5九角△8二玉▲9六歩△3六歩(C図)と進んだ。C図で▲3六同歩なら△5九角成▲同金右△2七角で後手好調。というわけで、実戦は▲4八金と耐えたが、△3五飛と軽く捌いて後手ペースに・・・以降は手堅い指しまわしで制勝。

【C図は☖3六歩まで】
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・v玉v銀 ・v金 ・v飛 ・ ・|二
| ・v歩v歩v歩v歩 ・ ・v歩 ・|三
|v歩 ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ 歩v銀 ・ 歩v角|五
| 歩 ・ 歩 銀 ・ ・v歩 ・ 飛|六
| ・ 歩 ・ 歩 ・ 歩 歩 ・ 歩|七
| 香 銀 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 玉 桂 ・ 金 角 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=38  △3六歩  まで

◆2回戦:うけしーさん

【D図は☖8三金まで】
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v玉 ・ ・v金v角 ・|二
|v歩v金v桂v銀v銀v歩 ・v歩 ・|三
| ・ ・v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 銀 歩 金 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| 香 ・ 飛 ・ ・ ・ 銀 玉 ・|八
| ・ 桂 ・ ・ 角 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=38  △8三金  まで
初手▲7八飛→▲ノーマル三間飛車VS△右玉の序盤戦(D図)・・・先手が筆者である。後手の角道が開いているのと△1四歩の兼ね合いで条件は悪いが、無理やり仕掛けた。
D図以下▲8六歩△同歩▲8八飛△8四金▲8五歩△同金▲同銀△同桂▲8六角△8七歩▲同飛△7六銀▲9五角△8四歩(E図)と進行。途中変化はあるが、説明する意味も薄いので省略。

【E図は☖8四歩まで】
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v玉 ・ ・v金v角 ・|二
|v歩 ・ ・v銀v銀v歩 ・v歩 ・|三
| ・v歩v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| 角v桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・v銀 歩 金 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 飛 ・ ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| 香 ・ ・ ・ ・ ・ 銀 玉 ・|八
| ・ 桂 ・ ・ ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:金 歩二 
手数=52  △8四歩  まで
E図での対応を誤ってからは負けのレールに乗ってしまった感がある。ここでは▲7七桂とするのが有力で以下△9四歩▲8二歩△同飛▲8五桂△同銀▲5九角(F図)と進むのが一例。以降、▲3六歩→▲3七角などを見せ球に指せばまずまずの分かれだった。

実戦はE図以下▲8六飛△9五歩▲7六飛△9五歩と進めてダメにしてしまった。△9五歩は入らないと思っていただけに誤算だった。これにも▲8四角△同飛▲7六飛とすればまだしも勝負できたようだが、そういう組み立てで指していないからどうしようもない。この将棋に関しては作りがイマイチな状態を認識しながら血気盛んに突っ込んでいるのが・・・この辺りは悪い部分が出てしまっているなと。

【F図は☗5九角まで】
後手の持駒:桂 歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・v飛 ・v玉 ・ ・v金v角 ・|二
| ・ ・ ・v銀v銀v歩 ・v歩 ・|三
|v歩v歩v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・v銀 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ 歩 金 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 飛 ・ ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| 香 ・ ・ ・ ・ ・ 銀 玉 ・|八
| ・ ・ ・ ・ 角 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:金 桂 歩 
手数=59  ▲5九角  まで
にこにこまほっち杯はコインの実績制。下の画像は現時点での結果です。


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【関連ページリンク】
夢乃マホ@高遠原

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第9回にこにこまほっち杯【レポート】

12月18日(金)に開催された第9回にこにこまほっち杯で指した将棋を簡単に振り返りたい。時間設定は将棋倶楽部24の早2。

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◆2回戦:ドラキーさん(1回戦はシード)

【A図は☖2二飛まで】
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・v金 ・v桂v香|一
| ・v玉v銀 ・ ・ ・ ・v飛 ・|二
| ・v歩v歩v歩 ・v歩v角 ・ ・|三
|v歩 ・ ・v銀v歩 ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 銀 歩 歩 ・ ・ 歩|六
| ・ 歩 角 歩 ・ ・ 歩 歩 ・|七
| ・ ・ ・ ・ 飛 金 銀 玉 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=32  △2二飛  まで
相中飛車の序盤戦(A図)・・・後手が筆者である。三間VS中飛車の相振り飛車だけは避けたいと考えて組んだのだが、A図の△2二飛に▲5五歩△同歩▲同銀△同銀▲同飛△同角▲同角△4四銀▲7七角と中央から仕掛けられる手を全く考えていなかった。向かい飛車に構えて「さあどうしようか・・・」とのんびりした気持ちは一変。

【B図は☖3三銀まで】
後手の持駒:飛 歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・v金 ・v桂v香|一
| ・v玉v銀 ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・v歩v歩v歩 ・v歩v銀 ・ ・|三
|v歩 ・ ・ ・ ・ ・v歩v飛v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ 歩|六
| ・ 歩 角 歩 ・ ・ 歩 歩 ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ 金 銀 玉 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 銀 歩 
手数=48  △3三銀  まで
進んでB図。飛車先の歩を交換した際、手順に2三地点へ引く方が優ったかもしれないと考えていたのが、この局面である。(2三だと△4五銀と無理やり被せる筋が気になるところ)ここで▲5三角から馬作りを見せられると飛車の位置が▲6八角の当たりで先手になりやすく、後手の対応は難しかったかもしれない。また、適当に飛車を下ろすと▲6二銀から金銀入手→▲7八銀→▲6九金などで飛車を殺される筋も見える。実際の形勢は後手が僅かに良さそうだが、そう簡単ではないのかなと。

実戦は9筋から動かれたので、着実な手を重ねて後手の制勝。


◆準決勝:茸さん

【C図は☗3六歩まで】
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・v玉v銀 ・v金 ・v飛 ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩v歩 ・ ・v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・v銀 ・ 歩v角|五
| ・ ・ 歩 ・ 歩 ・ 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 角 歩 銀 歩 ・ ・ 歩|七
| 香 銀 ・ ・ ・ ・ 飛 ・ ・|八
| 玉 桂 ・ 金 ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=33  ▲3六歩  まで
▲居飛車穴熊VS△かなけんシステムの中盤戦(C図)・・・後手が筆者である。
この将棋は仕掛け周辺で突っ込み過ぎてしまい、自爆から即死コースに入った。良いところはないのでポイント局面を振り返ることにする。

C図は3筋の歩を払われた局面。ここで△3六飛と飛車交換を挑めば後手の方針がわかりやすい将棋だったかもしれない。飛車交換になれば後手の調子が良いので、▲2八飛と辛抱するか▲1六歩の催促ぐらいだろう。前者はいつでも△5六銀の頭突きがあり、後者は△3七歩が先手で入る。D図(後者の想定図)は捌くのに苦労しそうだが、△3五角の筋もあるだけに有力だと思う。いずれにせよ、後手番としては十分な戦果を期待できるところだった。

【D図は☗4八金まで】
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・v玉v銀 ・v金 ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩v歩 ・ ・v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・v銀 ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ 歩 ・v飛v角 歩|六
| 歩 歩 角 歩 銀 歩v歩 ・ ・|七
| 香 銀 ・ ・ ・ 金 ・ 飛 ・|八
| 玉 桂 ・ 金 ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=39  ▲4八金  まで
実戦はC図以下△3六銀▲3三歩△同飛▲4四角(E図)と進み、△4七銀成または△3七歩→△2七銀成を逃して即死コースに入ってしまった。
反省材料として局所的な戦いを起こさない方がよさそうかなと・・・観戦していて読みが合わないというのもあったので、曲線的な指し方で均衡を保てるよう修正していきたい。ともあれ、次戦の機会までに対策を考えておきたいところである。

【E図は☗4四角まで】
後手の持駒:歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・v玉v銀 ・v金 ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩v歩 ・v飛v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ 角 ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩v角|五
| ・ ・ 歩 ・ 歩 ・v銀 ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 銀 歩 ・ ・ 歩|七
| 香 銀 ・ ・ ・ ・ 飛 ・ ・|八
| 玉 桂 ・ 金 ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=37  ▲4四角  まで
にこにこまほっち杯はコインの実績制。下の画像は現時点での結果です。(画像はツイキャスのスクリーンショット)

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Author:タップダイス
三間飛車党。2014年から本格的な執筆活動に着手。現在も電子書籍を手がける。
著書に「三間飛車VS超急戦」、「トマホーク解体新書」などがある。(Kindle)

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