第8回にこにこまほっち杯【レポート】

7月30日(木)に開催された第8回にこにこまほっち杯で指した将棋を簡単に振り返りたい。時間設定は将棋倶楽部24の早3(フィッシャー)。

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※記事末尾に関連ページリンク有り


◆1回戦:のののさん

【A図は☖7二玉まで】
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v玉 ・v金 ・v金 ・ ・|二
| ・ ・v桂v銀 ・v銀v角v歩v歩|三
|v歩 ・v歩v歩v歩v歩v歩 ・ ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 歩 歩 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 角 銀 ・ 銀 桂 ・ ・|七
| ・ ・ 金 玉 金 ・ ・ ・ ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 飛 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=38  △7二玉  まで
▲雁木VS△右玉の序盤戦(A図)・・・後手が筆者である。のののさんは定跡形に明るいため、力戦で外すことだけを考えて臨んだ。
雁木模様の駒組みから右玉は予定の作戦。

A図では、▲1五歩とポイントを押さえるぐらいで何を指すかと考えていたのだが、実戦は▲5七玉△6二金▲4八玉△5一飛▲6八角△1四歩▲3八玉と相右玉に進んだ。

【B図は☖4二角まで】
後手の持駒:桂 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v飛 ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v玉v金 ・v角v金 ・ ・|二
| ・v歩v桂v銀 ・v銀 ・v歩 ・|三
|v歩 ・v歩v歩 ・v歩v歩 ・v歩|四
| ・ 歩 ・ ・ 歩 ・ ・ 歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 銀 歩 歩 ・ 歩|六
| ・ ・ ・ ・ ・ 銀 桂 ・ ・|七
| ・ ・ 金 角 金 ・ 玉 ・ ・|八
| 香 飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=64  △4二角  まで
局面は進んでB図。桂損甘受で8筋をへこまされてるのがシャクにさわるところ。形勢はよくわからないが、やや指しにくいのではないかと考えていた。感想戦で少し触れたが、▲7七金と繰り出していく手はあったかもしれない。実戦的にプレッシャーをかけられると5四の傷もあるため、後手の難易度だけ上がりそうだ。

実戦は先手が動いたので反動を活かして後手の攻めが筋に入る展開となり制勝。


◆2回戦:落花生さん

【C図は☖4四同銀まで】
後手の持駒:銀 香 歩三 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・v玉 ・v桂v香|一
| ・ ・ 圭v銀v金 ・ ・ ・ ・|二
| ・ 馬v歩v歩v歩v飛 ・v歩 ・|三
| ・ ・ ・ ・v桂v銀v歩 ・v歩|四
|v香 ・ 飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ 歩 歩v歩 ・ ・ 歩|六
| ・ 歩 ・ ・ 金 ・ 歩 歩 ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ 金 玉 ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・v角 ・ 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:金 歩二 
手数=76  △4四同銀  まで
相振り飛車の終盤戦(C図)・・・先手が筆者である。落花生さんとは約2年ぶりの対局で、何を指されるか全くわからなかった。
にこにこまほっち杯は普段指さない人と当たる可能性が高いので、指す機会の少ない立場からすると嬉しい大会。

4筋に歩を連打(▲4三歩→▲4四歩)したのは非常手段。途中、4七の打ち込みや角切りで即死している可能性もあるだけに仕方ないところはある。
C図は△4四同銀と歩を払った局面。対して、▲5八金寄とするのが正着だったか・・・角の処置が難しいので△7四香▲8五飛△7七角成ぐらいに落ち着きそうだが、それなら先手が持ち直していそうだ。

実戦はC図以下▲4九金△6八角成▲5八金打△4七銀▲2八玉△5八銀成▲同金引△7四金▲6八金△7五金▲2二銀(D図)と進んだ。

【D図は☗2二銀まで】
後手の持駒:飛 桂 香 歩三 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・v玉 ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v金 ・ ・ ・ 銀 ・|二
| ・ 馬v歩v歩v歩v飛 ・v歩 ・|三
| ・ ・ ・ ・v桂v銀v歩 ・v歩|四
|v香 ・v金 ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ 歩 歩v歩 ・ ・ 歩|六
| ・ 歩 ・ ・ ・ ・ 歩 歩 ・|七
| ・ ・ ・ 金 ・ ・ ・ 玉 ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 銀 歩二 
手数=89  ▲2二銀  まで
D図は次に▲2一銀不成の狙いだが、指させてから△3一香なども考えられるところ。ここは時間との戦いもあるので、相当な勝負形になっていたと思う。
飛車を下ろす手はあるが、4九の金を取られても後手玉に詰めろがかかるので簡単にはいかない。明快な手順がわからないので後手の難易度が高い展開になっていたというのはあるのだろう。

実戦はD図以下△3二玉▲1一銀成△4七歩成▲1二角△2二飛▲2一角成△同飛▲同成銀△同玉と進み、その後も難しかったが、最後は先手玉が不詰めで逃れることができた。


◆準決勝:あすたさん

【E図は☗4五歩まで】
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金 ・v金 ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v玉 ・v銀v飛 ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩v歩 ・v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・v歩v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 歩 ・ 歩 ・ 歩|七
| ・ 角 ・ 玉 ・ 銀 ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=13  ▲4五歩  まで
▲居飛車VS△ノーマル三間飛車の序盤戦(E図)・・・先手が筆者である。E図の仕掛けは予定。対して、△4五同歩なら以下▲3三角成△同銀▲6五角△7二銀▲3二角成△同金▲4一飛△2二金▲4五飛成△5四角▲7五龍△2七角打と進むのが一例で互角レベルの将棋だ。

実戦はE図以下△4三銀▲5八金右△4二飛▲7八玉△3二金と進んで別の将棋になった。

【F図は☖1七角成まで】
後手の持駒:歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・v飛 ・v桂 ・|一
| ・v玉v金 ・ ・ ・v金 ・ ・|二
| ・v銀 ・v歩 ・ ・ ・v歩 ・|三
|v歩v歩v歩v銀v歩 ・v歩 ・v香|四
| ・ ・ 歩 桂 ・ 桂 ・ 歩 ・|五
| 歩 歩 ・ ・ 歩 歩 歩 ・ ・|六
| ・ ・ ・ 金 銀 銀 ・ ・v馬|七
| 香 ・ ・ 角 ・ 金 ・ ・vと|八
| ・ 飛 ・ 玉 ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:桂 歩 
手数=80  △1七角成  まで
局面は進んでF図。やや先手苦しいという認識だったが、実戦的には難しかったようだ。
F図以下▲8五歩△同歩▲1八香△同馬▲8四歩△同銀▲7六桂△7五銀左▲8四桂△同銀▲7三歩で何とか攻めを繋げる展開になり、右翼の金銀の守備力もあり勝ち切ることができた。手順中、△7五銀左で△7五銀右なら▲6六銀とぶつけてわかりやすい。


◆決勝:ジンさん

【G図は☗6八角まで】
後手の持駒:歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・v金v角v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・v玉 ・ ・|二
| ・ ・ ・v歩 ・v歩v歩v歩v歩|三
|v歩v銀v歩 ・ ・v銀 ・ ・ ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 歩 歩 ・ ・ ・|六
| ・ 歩 金 銀 ・ ・ 歩 歩 歩|七
| ・ 飛 ・ 角 ・ ・ 銀 玉 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=35  ▲6八角  まで
▲向かい飛車VS△嬉野流の序盤戦(G図)・・・先手が筆者である。先手番で予定の作戦をぶつけているのだから、絶対に落とすわけにはいかない将棋。

この作戦の狙いは単純に7・8筋の突破と銀交換を遅らせること。組み合う展開にさえ持ち込めば進展性に富む振り飛車が勝手に良くなるという理屈である。実戦もそのように進んだ。

G図で気になる筋は9筋攻め。ただ、この場合は△9五歩▲同歩△同銀▲同香△同香▲5七角として飛車角の動きを楽にすれば指せる展開である。

【H図は☖6七金まで】
後手の持駒:銀 歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・v金 ・ ・ ・v香|一
| ・ ・v飛 ・ ・ ・v金v玉 ・|二
| ・ ・ ・v歩 ・v歩v桂v歩 ・|三
|v歩 ・ ・ ・ 歩v銀v歩 ・v歩|四
| ・v歩 歩 歩 ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ ・ ・ ・ 歩 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 角v金 ・ 銀 桂 歩 ・|七
| ・ ・ ・ ・ 飛 ・ 金 玉 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 銀 歩 
手数=70  △6七金  まで
局面は進んでH図。自ら引き込んだ意味があるので決めるべきタイミング・・・しかし、実戦で指した▲4四角△同歩▲5三歩成△5八金▲同銀△5六飛▲4七銀打△5三飛▲3五歩は勝っている側の手順ではないし、形勢も逆転する判断ミスだった。

H図では▲4五歩と突き出すべきで、△同桂▲同桂ならわかりやすく先手勝ち筋。△5八金や△4九銀の筋も▲4四歩→▲4三歩成で決まっていそうだ。しかし、これはフィッシャーで見切るのが難しすぎる気もする。結果論にはなるが、そもそもH図にするのが間違い。自分の棋力と相談して局面を選ぶべきである。

最終盤は3筋関連で色々あったようだが、何とか結果だけはついてきた。どうにも斬り合いの変化に持ち込むと差を急に詰められるので、抑え込みを徹底するしかないのかなと。

にこにこまほっち杯はコインの実績制。下の画像は現時点での結果です。

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【関連ページリンク】
夢乃マホ@高遠原

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力戦形の相穴熊【三間飛車】

将棋倶楽部24の対局を振り返りたい。時間設定は15分+60秒。
▲ノーマル三間飛車VS△居飛車対抗形の序盤戦(第1図)・・・先手が筆者である。

初手からの指し手
▲9六歩 △3四歩 ▲7六歩 △8四歩
▲6六歩 △6二銀 ▲7八飛 △8五歩
▲7七角 △4二玉 ▲6八銀 △3二玉
▲4八玉 △5二金右▲3八玉 △7四歩
▲5八金左△5四歩 ▲5六歩 △9四歩
▲2八玉 △5三銀 ▲5七銀 △8四飛
(第1図)

【第1図は☖8四飛まで】
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・v金v銀v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・v金 ・v玉v角 ・|二
| ・ ・ ・v歩v銀v歩 ・v歩v歩|三
|v歩v飛v歩 ・v歩 ・v歩 ・ ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 歩 ・ ・ ・ ・|六
| ・ 歩 角 ・ 銀 歩 歩 歩 歩|七
| ・ ・ 飛 ・ 金 ・ ・ 玉 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=24  △8四飛  まで

第1図以下
▲6七金 △6四銀 ▲5九角 △7三桂
▲1八香 △3三角 ▲1九玉 △2二玉
▲2八銀 △1二香 ▲3六歩 △1一玉
▲4六銀 △2二銀 ▲3五歩 △同 歩
▲同 銀 △4二角 ▲3九金 △3一金
(第2図)

△8四飛に反応して▲6七金と上がった。自玉の逆方面に金を使った上で、相穴熊に進展しても最低互角のラインで戦えるから問題なし。
本譜は△6四銀+△7三桂型を作ってから相穴熊に・・・なお、▲5九角では▲3六歩→▲3八飛→▲3五歩と進めるのも有力である。

3筋の歩交換から銀を進出し、先後共に穴熊囲いを完成させるまでは一つの流れ。

【第2図は☖3一金まで】
後手の持駒:歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・v金v桂v玉|一
| ・ ・ ・ ・v金v角 ・v銀v香|二
| ・ ・v桂v歩 ・v歩 ・v歩v歩|三
|v歩v飛v歩v銀v歩 ・ ・ ・ ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ 銀 ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 歩 ・ ・ ・ ・|六
| ・ 歩 ・ 金 ・ 歩 ・ 歩 歩|七
| ・ ・ 飛 ・ ・ ・ ・ 銀 香|八
| 香 桂 ・ ・ 角 ・ 金 桂 玉|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=44  △3一金  まで

第2図以下
▲6五歩 △5三銀 (第3図)

第2図で並みの▲3四歩・▲3八飛・▲4六銀は次の狙いに乏しいため、やる気がしなかった。よって、本譜は▲6五歩(取らせて▲7七桂や▲6六歩の味を作る意味)と突き出して対応を聞いたわけである。対して、△同銀なら以下▲3八飛△8六歩▲同歩△7五歩▲4六銀(A図)と進むのが一例で、バランスをとるのが難しい将棋になる。

【A図は☗4六銀まで】
後手の持駒:歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・v金v桂v玉|一
| ・ ・ ・ ・v金v角 ・v銀v香|二
| ・ ・v桂v歩 ・v歩 ・v歩v歩|三
|v歩v飛 ・ ・v歩 ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・v歩v銀 ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 歩 歩 ・ 歩 銀 ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ 金 ・ 歩 ・ 歩 歩|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 飛 銀 香|八
| 香 桂 ・ ・ 角 ・ 金 桂 玉|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩二 
手数=51  ▲4六銀  まで

【第3図は☖5三銀まで】
後手の持駒:歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・v金v桂v玉|一
| ・ ・ ・ ・v金v角 ・v銀v香|二
| ・ ・v桂v歩v銀v歩 ・v歩v歩|三
|v歩v飛v歩 ・v歩 ・ ・ ・ ・|四
| ・v歩 ・ 歩 ・ ・ 銀 ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 ・ 歩 ・ ・ ・ ・|六
| ・ 歩 ・ 金 ・ 歩 ・ 歩 歩|七
| ・ ・ 飛 ・ ・ ・ ・ 銀 香|八
| 香 桂 ・ ・ 角 ・ 金 桂 玉|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=46  △5三銀  まで

第3図以下
▲7五歩 △同 歩 ▲同 飛 △7四歩
▲7六飛 △6四歩 ▲4八角 △8三飛
▲7四飛 △6五歩 (第4図)

銀を引けば当然7筋から動く。△7五同歩に代えて△3三角▲9八飛△7五歩の変化はあるものの、直後に▲3四歩で角を追える格好だから△3三角は切り捨てるところか。(先手としては困らない展開)

△7四歩では△6二銀を読んでいて、以下▲7六飛△7五歩▲7八飛△5三角▲4六銀△4四角▲5五歩△同歩(B図)の展開を想定していた。B図に進めば▲7五飛か▲5八飛の二択・・・これは互角レベルなので十分考えられると思ったが、実戦は全然違う道へ進んだ。

【B図は☖5五同歩まで】
後手の持駒:歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・v金v桂v玉|一
| ・ ・ ・v銀v金 ・ ・v銀v香|二
| ・ ・v桂v歩 ・v歩 ・v歩v歩|三
|v歩v飛 ・ ・ ・v角 ・ ・ ・|四
| ・v歩v歩 歩v歩 ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ ・ ・ ・ 銀 ・ ・ ・|六
| ・ 歩 ・ 金 ・ 歩 ・ 歩 歩|七
| ・ ・ 飛 ・ ・ ・ ・ 銀 香|八
| 香 桂 ・ ・ 角 ・ 金 桂 玉|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩二 
手数=58  △5五同歩  まで

【第4図は☖6五歩まで】
後手の持駒:歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・v金v桂v玉|一
| ・ ・ ・ ・v金v角 ・v銀v香|二
| ・v飛v桂 ・v銀v歩 ・v歩v歩|三
|v歩 ・ 飛 ・v歩 ・ ・ ・ ・|四
| ・v歩 ・v歩 ・ ・ 銀 ・ ・|五
| 歩 ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・|六
| ・ 歩 ・ 金 ・ 歩 ・ 歩 歩|七
| ・ ・ ・ ・ ・ 角 ・ 銀 香|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ 金 桂 玉|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩三 
手数=56  △6五歩  まで

第4図以下
▲7七桂 △6四銀 ▲5五歩 △8六歩
▲5四歩 △8七歩成(第5図)

第4図で凡ミスというか勘違いをやらかした。ひと目▲5五歩という局面だったので、その後に何を指すか考えていたところ・・・秒読みの影響もあるのか単に▲7七桂と指してしまった。脳内盤で指し進めた気になっていたのだからどうしようもない。

△6四銀では△6三金▲7六飛△7五歩▲同角△6四銀▲同角△同金▲7四歩△7五歩▲7三歩成△7六歩▲8三と△7七歩成(C図)と直線的に進められて厳しかったと思う。またC図までの手順中、△6四同金に代えて△6四同角▲5五歩△5八角▲6八歩△4七角成(D図)と踏み込まれても自信の持てないところだった。どちらも難しいところはあるが、先手が好んで飛び込む変化ではない。

△8七歩成では△6三金▲7六飛△8七歩成▲8四歩△7七と▲同金△8二飛(E図)の進行も気になるところ。実戦的には桂損も大きいので、こちらも先手自信なしかなと。

【C図は☖7七歩成まで】
後手の持駒:飛 角 桂 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・v金v桂v玉|一
| ・ ・ ・ ・ ・v角 ・v銀v香|二
| ・ と ・ ・ ・v歩 ・v歩v歩|三
|v歩 ・ ・v金v歩 ・ ・ ・ ・|四
| ・v歩 ・v歩 ・ ・ 銀 ・ ・|五
| 歩 ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・|六
| ・ 歩vと 金 ・ 歩 ・ 歩 歩|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 銀 香|八
| 香 ・ ・ ・ ・ ・ 金 桂 玉|九
+---------------------------+
先手の持駒:飛 銀 桂 歩三 
手数=70  △7七歩成  まで

【D図は☖4七角成まで】
後手の持駒:歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・v金v桂v玉|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v銀v香|二
| ・v飛v桂v金 ・v歩 ・v歩v歩|三
|v歩 ・ ・v角v歩 ・ ・ ・ ・|四
| ・v歩 ・v歩 歩 ・ 銀 ・ ・|五
| 歩 ・ 飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ 歩 桂 金 ・v馬 ・ 歩 歩|七
| ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・ 銀 香|八
| 香 ・ ・ ・ ・ ・ 金 桂 玉|九
+---------------------------+
先手の持駒:銀 歩三 
手数=68  △4七角成  まで

【E図は☖8二飛まで】
後手の持駒:桂 歩三 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・v金v桂v玉|一
| ・v飛 ・ ・ ・v角 ・v銀v香|二
| ・ ・v桂v金 ・v歩 ・v歩v歩|三
|v歩 歩 ・v銀 歩 ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・v歩 ・ ・ 銀 ・ ・|五
| 歩 ・ 飛 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ 金 ・ ・ 歩 ・ 歩 歩|七
| ・ ・ ・ ・ ・ 角 ・ 銀 香|八
| 香 ・ ・ ・ ・ ・ 金 桂 玉|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩四 
手数=68  △8二飛  まで

【第5図は☖8七歩成まで】
後手の持駒:歩三 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・v金v桂v玉|一
| ・ ・ ・ ・v金v角 ・v銀v香|二
| ・v飛v桂 ・ ・v歩 ・v歩v歩|三
|v歩 ・ 飛v銀 歩 ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・v歩 ・ ・ 銀 ・ ・|五
| 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・vと 桂 金 ・ 歩 ・ 歩 歩|七
| ・ ・ ・ ・ ・ 角 ・ 銀 香|八
| 香 ・ ・ ・ ・ ・ 金 桂 玉|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩四 
手数=62  △8七歩成  まで

第5図以下
▲8四歩 △9三飛 ▲8五桂 △同 桂
▲7二飛成△9二飛 ▲7一龍 △7七と
▲5六金 △6七と (第6図)

▲8四歩はこの一手。対して、△9三飛に代えて△8一飛なら以下▲8五桂△同桂▲7二飛成△5一飛▲2六角(F図)と進むのが一例で、△3六桂の筋を手順に緩和できるのが大きく先手ペース。
本譜のと金寄りは考えていなかったが、桂打ちは味消しと見ての判断だったのだと思う。

【F図は☗2六角まで】
後手の持駒:桂 歩三 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・v飛 ・v金v桂v玉|一
| ・ ・ 龍 ・v金v角 ・v銀v香|二
| ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・v歩v歩|三
|v歩 歩 ・v銀 歩 ・ ・ ・ ・|四
| ・v桂 ・v歩 ・ ・ 銀 ・ ・|五
| 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 角 ・|六
| ・vと ・ 金 ・ 歩 ・ 歩 歩|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 銀 香|八
| 香 ・ ・ ・ ・ ・ 金 桂 玉|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩三 
手数=69  ▲2六角  まで

【第6図は☖6七とまで】
後手の持駒:桂 歩三 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ 龍 ・ ・ ・v金v桂v玉|一
|v飛 ・ ・ ・v金v角 ・v銀v香|二
| ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・v歩v歩|三
|v歩 歩 ・v銀 歩 ・ ・ ・ ・|四
| ・v桂 ・v歩 ・ ・ 銀 ・ ・|五
| 歩 ・ ・ ・ 金 ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・vと ・ 歩 ・ 歩 歩|七
| ・ ・ ・ ・ ・ 角 ・ 銀 香|八
| 香 ・ ・ ・ ・ ・ 金 桂 玉|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩三 
手数=72  △6七と  まで

第6図以下
▲8三歩成△6二飛 ▲8四角 △6三飛
▲7二龍 △5一歩 ▲7四歩 △4四歩
▲7三歩成△3三飛 ▲3四歩 △3二飛
▲6三と △4三金 (第7図)


▲8四角は疑問。ここは▲3二歩△同金▲7二と△6三飛▲4一龍(G図)とすべきで、それなら勝ちも早かったところ。対局中は攻め筋が見えていなかったので、左翼からゴリ押しすることしか頭になかった。

▲7二龍から遅いようでもと金攻めが結構うるさい。
▲7三歩成では▲3二歩を利かせるべきだったかもしれないが・・・そこまでやらなくても勝てそうな流れだと判断。

【G図は☗4一龍まで】
後手の持駒:桂 歩四 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ 龍 ・v桂v玉|一
| ・ ・ と ・v金v角v金v銀v香|二
| ・ ・ ・v飛 ・v歩 ・v歩v歩|三
|v歩 ・ ・v銀 歩 ・ ・ ・ ・|四
| ・v桂 ・v歩 ・ ・ 銀 ・ ・|五
| 歩 ・ ・ ・ 金 ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・vと ・ 歩 ・ 歩 歩|七
| ・ ・ ・ ・ ・ 角 ・ 銀 香|八
| 香 ・ ・ ・ ・ ・ 金 桂 玉|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩二 
手数=79  ▲4一龍  まで

【第7図は☖4三金まで】
後手の持駒:桂 歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・v歩 ・v金v桂v玉|一
| ・ ・ 龍 ・ ・v角v飛v銀v香|二
| ・ と ・ と ・v金 ・v歩v歩|三
|v歩 角 ・v銀 歩v歩 歩 ・ ・|四
| ・v桂 ・v歩 ・ ・ 銀 ・ ・|五
| 歩 ・ ・ ・ 金 ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・vと ・ 歩 ・ 歩 歩|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 銀 香|八
| 香 ・ ・ ・ ・ ・ 金 桂 玉|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=86  △4三金  まで

第7図以下
▲6四と △同 角 ▲6三龍 △2八角成
▲同 金 △3四金 ▲同 銀 △同 飛
▲4三銀 △3六飛 (第8図)

第7図では、▲4六金(H図)と左金を活用して反動に備えてから攻めるべきだった。対局中もひと目金寄りという見立てだったが、勝ちを急ぐあまり本譜の順に踏み切ってしまった。こういうのが自分の良くない部分。

働きの弱い4二の角で6四→2八→守備駒を一枚剥がされる、という先手に何の得もない展開を選んだのはありえなかった。それまで安全だったものが、急に敵玉と自玉の速度計算をしなければならないわけで・・・しっかり手を入れてから攻めればよかった。以降の説明は省略。

【H図は☗4六金まで】
後手の持駒:桂 歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・v歩 ・v金v桂v玉|一
| ・ ・ 龍 ・ ・v角v飛v銀v香|二
| ・ と ・ と ・v金 ・v歩v歩|三
|v歩 角 ・v銀 歩v歩 歩 ・ ・|四
| ・v桂 ・v歩 ・ ・ 銀 ・ ・|五
| 歩 ・ ・ ・ ・ 金 ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・vと ・ 歩 ・ 歩 歩|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 銀 香|八
| 香 ・ ・ ・ ・ ・ 金 桂 玉|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=87  ▲4六金  まで

【第8図は☖3六飛まで】
後手の持駒:銀二 桂 歩四 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・v歩 ・v金v桂v玉|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v銀v香|二
| ・ と ・ 龍 ・ 銀 ・v歩v歩|三
|v歩 角 ・ ・ 歩v歩 ・ ・ ・|四
| ・v桂 ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ ・ ・ 金 ・v飛 ・ ・|六
| ・ ・ ・vと ・ 歩 ・ 歩 歩|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 金 香|八
| 香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 桂 玉|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 金 歩 
手数=96  △3六飛  まで

第8図以下
▲6四角 △3九銀 ▲同 角 △同飛成
▲3八金打△同 龍 ▲同 金 △3七歩
▲3一角成△同 銀 ▲3二銀打△2二銀打
▲2一銀成△同 玉 ▲3二歩 △3八歩成
▲3三桂 (投了図)
まで、113手で先手の勝ち

【投了図は☗3三桂まで】
後手の持駒:角二 金二 銀 桂 歩三 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・v歩 ・v銀v玉 ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩v銀v香|二
| ・ と ・ 龍 ・ 銀 桂v歩v歩|三
|v歩 ・ ・ ・ 歩v歩 ・ ・ ・|四
| ・v桂 ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ ・ ・ 金 ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・vと ・ 歩 ・ 歩 歩|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・vと ・ 香|八
| 香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 桂 玉|九
+---------------------------+
先手の持駒:飛 金 
手数=113  ▲3三桂  まで

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タップダイス

Author:タップダイス
三間飛車党。2014年から本格的な執筆活動に着手。現在も電子書籍を手がける。
著書に「三間飛車VS超急戦」、「トマホーク解体新書」などがある。(Kindle)

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